住まいコラム

エコボロンPRO

エコボロンPROとは?

「エコボロンPRO」は、約60㎡に施工可能なホウ酸塩を主原料とする木材保存剤です。噴霧またはハケ塗りで施工が簡単ながらも、防腐・防蟻(シロアリ)・防虫に優れた効果を発揮する点が大きな特長です。2011年9月、エコボロンPROが(社)日本木材保存協会の認定薬剤として登録されました。これにより、住宅性能表示制度・劣化対策等級3の定める現場処理用の防腐防蟻処理用薬剤として、エコボロンPROを使用することが出来るようになりました。

ホウ酸塩が木材を守ります


エコボロンは高濃度のホウ酸塩を木材の内部まで浸透させ、シロアリ・木材腐朽菌から木材を守ります。シロアリは、エコボロンPROで適切に処理された木材を食べることができません。エコボロンPROの主成分であるホウ酸塩を摂取したシロアリはエネルギー代謝が出来なくなり、餓死します。また、この効果は、ヒラタキクイムシなどの食材甲虫にも同じ作用をもたらします。ホウ酸塩は京都大学、ハワイ大学、カナダのフォーリンテック研究所の共同研究チームにより10年来野外試験が続けられ、高い防蟻性が確認されています。

また、エコボロンPROは木材腐朽菌やカビ菌などの菌類に対しても有効です。人の健康な皮膚からはホウ酸塩は吸収されませんが、菌がホウ酸塩に触れると細胞壁を通して細胞内に入り、一定量の濃度を超えるとエネルギー代謝が出来なくなって死滅します。
ホウ酸塩はフォーリンテック研究所により、年間降雨量1,000mmを超えるバンクーバーで14年間に渡り野外試験(L-ジョイント試験)が行われ、高い防腐性が確認されました。
ホウ酸に防錆性能があることも、様々な実験から明らかになっています。エコボロンPROもまた例外ではなく、金属腐食を防ぐ傾向がみられます。住宅を長持ちさせる為には、木造住宅の接合金物を腐食から守る事も大切です。

腎臓を持つ哺乳類に安全です


エコボロンPROは非常に安全性が高いため、シックハウス対策として広く採用されています。2011年9月には、公益社団法人日本木材保存協会の認定薬剤として登録されました。主成分であるホウ素は、自然界ではホウ酸やホウ酸塩として存在し、海水や温泉水中に多く含まれています。また、植物にとって必須微量元素であることから、人間も野菜や果物を食べることで日常的に摂取しています。身近な所では、目薬やソフトコンタクトレンズの保存液などにも使われています。
人間などの哺乳動物がほう素を必要以上に摂取した場合には、腎臓の浄化作用で短期間に排せつされます。ですので、ほ乳類にとっての急性毒性は食塩と同程度です。もちろん、排せつされる量を超えて短期間に大量摂取に摂取した場合は問題が出てきますが、それは醤油を一気飲みすると生命に危険が出るのと同じようなもので、少量口に入ったり吸入してしまったりといった程度では全く問題になりません。
エコボロンPROはこの点にも配慮し、幼児等による万が一の誤飲事故を防止するため、苦味成分を配合しています。
ホウ酸塩は非常に安定しており揮発蒸発することがありませんのでお部屋の空気を汚しません。高気密高断熱構造であっても、床下換気システムであっても、シックハウスの心配は無用です。安心してお使い頂けます。

「ホウ酸deあんしん保証」による、20年の長期保証。


「ホウ酸deあんしん保証」は安全性、持続性に優れたホウ酸塩を使用したシロアリ防蟻対策についての保証です。竹駒工務店は、この保証を管理する社団法人温熱環境研究所の発行する「ホウ酸施工管理技士」の資格を取得した認定店となっているため、20年の長期保証を受けられるほか、3,000万円の保証金が付加されています。

農薬との違い

施工方法

コボロンPRO(1缶19kg入り)はハケまたは噴霧器にて木材に塗布してゆきます。
施工面積目安:1m2あたり300ml(1箱で約60m2分)


▲ エコボロンの施工風景

住まいコラム住まいコラム